3-7のメートリアンvsハルベルト戦について

これはゆらぎの神話・アリュージョニスト・アリスピ Advent Calendar 2016の記事です。

 

3-7 「言理の妖精語りて曰く

アリュージョニストのなかでも特に最高の戦いと名高いvs白きメートリアン戦。これについてやっぱり語りたいので私なりに書きます。オタク語りです。

 

あわせてみずでらさんのこちらも是非読んでどうぞ。ミルーニャはいいぞ。

mizuderarium.hatenadiary.jp

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「コンスタンティン」感想

Bランク。キアヌ・リーブスの演技とか、一部の演出に見どころがあるのと、原作に興味をもたせるという意味でまあかろうじて…

前評判で、スタイリッシュとかかっこいいとか聞いていたので期待度が高かったのですが。

一言で言うなら、スタッフのこだわりポイントが見えてきませんでした。登場人物に感情移入させたいわけでもなく、スタイリッシュなアクションや聖なる武器のギミックを魅せるわけでもなく。聖書的なアリュージョンに関してもそこまででしたし、ストーリーも引き込まれるかというとむしろありがちな展開で・・・

 これとかね。

あと一応、エンドロール後にもちょっとシーンがありますね

WIREDの記事が絶賛してたけどまああれは・・・

実写版キャシャーン感想

予告編、無茶苦茶面白そう…

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映画Casshern感想。ギリAランクかな?

 

もともとのキャシャーンがどんな作品かは知りませんが、割りと面白かったです。だれだクソ映画って言ったの。

 

この作品の一番のポイントは映像美へのこだわりでしょう。シーンごとの色使いの美しさは映画界でピカイチではないでしょうか。映像とオブジェクトによる世界観の見せ方が魅力的です。

さらに各登場人物それぞれに見せ場があり、役者の演技力も高いです。

 

惜しいのはストーリーがそんなに魅力的ではなかった所です。シーンそれぞれに素晴らしい部分は部分部分にあるのですが、全体で見るとなんかこう…味がぼやけてしまう作品でした。

ファーゴ感想…

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Cランク映画。

この映画はノンフィクションです(大嘘)

フィクションだって最後の最後にちらっと書かれてます。

 

緊張感のあるパッケージとは裏腹に、ぐだぐだとした展開が続き、ついには面白みもなんともない終わり方…

サスペンス映画の弛緩した部分と、コメディ映画のネタに入る前の部分がずっと続くような映画。リアリティも驚きもないです。

 

まず、冒頭から時間の進め方がイマイチで、刑事が登場するのが三十分以上経ってから。人物にも魅力がなく、展開や見せ方にも魅力が感じられません。しまりのない映画でした・・・

トゥルーマン・ショー感想

(たぶんネタバレが含まれるかもしれないです。でも実際に観てもらうのが一番だと思います・・・)

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・Sランク映画

アマプラで気になってた映画。ジャンルはヒューマンドラマ、かつサスペンスでもある。見終わった後の脳の高揚感がまだ残ってる…

 

主人公のトゥルーマン(名前)は、小さな街に住む保険会社の平凡な職員。しかし、彼の人生はテレビ番組のショーだった。彼自身は知らないが、友人、母親、妻、同僚も含め周りは全員エキストラで、建物から街全体がハリウッドに出来たセットで、天気も空も作り物。五千を超えるカメラが彼を二十四時間撮影し、常にスタジオから全世界へ生放送されている。彼が生まれた瞬間からずっと・・

 

この映画の凄い所は、観る人をこの映画の中の「トゥルーマン・ショー」を観る人に重ねたり、はたまた映画全体を俯瞰させたりする主人公との距離感、空気感。そして絶妙に作られた世界の危うさのサスペンス。そしてヒューマンドラマとしてのカタルシス、感動。

 

この映画は大きく2つの部分に別れます。前半の、主人公が世界そのものに疑惑を持つようになっていくパート。そして、撮影セットや放送局全体の描写がされ、主人公が世界そのものに抗う後半パート。

 

前半、主人公のいつもの日常。しかし「あれ?」と思う部分も。絶妙に調整されて視聴者(=私達含む)しか気づかないようになっているけど。エキストラ同士で連絡を取り合い、ラジオから交通まで、主人公のために完璧に調整されている様子が背筋が冷たくなる感じ。

しかし、いくつかのミスが重なり、疑惑を持ってしまう。さらに、トゥルーマンが学生時代の友人(役)のなかに、彼を浜辺に連れ出してこの世界が作り物だと告白してしまう人もいたのだ。彼女は急遽やってきた父親(役)に連れていかれるのだが、その間際に父親(役)は怪しまれないようにとこう言う「彼女は統合失調症で、こういう問題を繰り返しているんだ」と…

はい。映画のあらすじ見たらわかりますが、この映画「統合失調症の妄想を具現化した」とも言われています。「自分が監視されている」「集団ストーカーにあっている」というのは統合失調症の妄想の典型的な例の1つです。

以前、ニコニコ動画統合失調症の人が自ら上げてる動画が話題になったりしましたが、自分はそれらを観ました。そして物語中盤の彼の行動が、まさに患者の行動あまりにもそのまますぎて恐ろしくなってきます。異常に思えないモノ(実際は異常)が異常に見える…私達視聴者は彼の疑念が真実だとわかってます。しかし、じゃあ現実の統合失調症の人の見ている世界は…?

 

そして後半。大規模なセットやスタジオ、制作スタッフが登場します。視聴者たちも(トルーマンと書かれたシャツを着てる日本人もいる❗)ここからよく出てきます。主人公がかつて父親を失ったのも水や海に恐怖を持たせるため。そこらじゅうに貼られたポスターやテレビは彼へのメッセージ。

しかし主人公は周囲を島の外へ行きたいと思うようになります。主人公に疑惑も持たれず、島の外へ出さないようにと様々な工夫をこらすエキストラたち(住人)と番組スタッフ。

そして物語は急展開を向かえる。「脱出」を試みる主人公と、全力で阻止しようとするスタッフ達。固唾を呑んで見守る視聴者。自由のための戦い、恐怖の克服。そしてあまりに幻想的な「終端」へ至る・・・

最後の最後は爽やかな感動へ。彼のその後は描かれない。だって、番組は終わってしまったのだから・・・。視聴者の一人が番組表を見て次の番組はなんだ、と言っておわり。

 

サスペンス的な恐ろしさとヒューマンドラマの感動が合わさった傑作でした。「一本の映画」として深く残る仕上がり。

 

(作中で、テレビ放送なのでちょくちょくあからさまな商品紹介的なことを登場人物たちが行うのですが、そういえば岩倉の統合失調症の人への嫌がらせでそんなんあったなーと…)

劇場版アイカツスターズ!感想

最高・尊い・可愛い

評価はSランクの映画です

 

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アイカツ本編はだいたい観てて、スターズは未チェックでした。しかしツイッターで最高最高という声があり、また予告編も気になったので観に行きました。

ガールズアンドパンツァーと同じく、二次創作の百合風潮とかの事前知識は吹っ飛び、ただただ尊さと多幸感に脳を支配される結果となりました。

 

アイカツ! ねらわれた魔法のアイカツ!カード

予告編で「ちゃんと神谷しおんたんがいる…!」ってなりましたね…

アイカツ本編のキャラが勢揃いしたお祭りアニメです。もうメンバーが画面に出てくるだけで楽しくて楽しくてずっと笑顔になってました。みんなちゃんと個性が立ってて、名前も下に出てきます。

ぽわぽわプリリンがね…ほんとに良かったんだよ…この三人には三人で出てきて欲しかったから…おとめちゃん可愛いししおんたんとさくらたんは演技派…あの顔が見れただけでもう…

服部ユウちゃんはライブ出演はなかったですが途中に普通に出てきますので。

最後のライブ、あの人数はなかなか新鮮で迫力。

 

・劇場版アイカツスターズ!

本編。アイカツ特有の爽やかでやさしい雰囲気。グッと来るストーリー展開と友情。キャラの動作や画面構図、演出まで高いレベルでまとまった作品でした。

ライブのCGのキャラクター造形もすごくいいです。技術レベルの向上を感じます。

S4の面々が格上感があるのに親しみを感じるキャラクターなのも良かった。

そして本編の軸となる主人公メンバーの友情。特に虹野ゆめさんと桜庭ローラさんの関係性。喧嘩からの和解。お互いの存在をかけがえのないものと思っているからこその二人…最高。

アニメに興味が出てきましたね。七倉小春さんはCGライブ未登場なんですか…まあ神谷しおんたんもライブしましたし、そこは気長に待つポイントでしょう。アニメからの映画化早いなーと思いましたが、バッチリTVアニメ本編が観たくなりました。